イングランド・プレミアリーグのトットナムは29日（日本時間30日）、ドイツ1部ライプチヒのオランダ代表MFシャビ・シモンズ（22）を獲得したと発表した。

　契約期間は2030年夏までの5年とみられており、英メディア「BBC」によると、移籍金は5180万ポンド（約102億6000万円）という。トットナムは獲得に乗り出していたイングランド代表MFエベレチ・エゼの補強に失敗。そこでシモンズに照準を合わせ、交渉を重ね、移籍期限が迫る中で、公式発表となった。

　トットナムが中盤補強をもくろむ中、スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英（24）も候補に挙がっていた。特にエースだった韓国代表FW孫興民が今夏に米メジャーリグサッカー（MLS）のロサンゼルスFCに移籍したことで、アジア市場の停滞を懸念。そこで久保をリストアップしていたが、本命はオランダ代表だったようだ。

　これにより、今夏に久保が移籍する可能性はほぼなくなったといえる。すでにスペイン1部アトレチコ・マドリードやフランス1部パリ・サンジェルマンも日本人MFへの興味を失ったとみられている中、高額の契約解除金6000万ユーロ（約102億6000万円）も大きな障害となっており、今季の残留が濃厚といえる。

東スポWEB
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